テルデンタルクリニックについて
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土曜は13:30〜16:30まで
東京都大田区山王3-27-6 大森ラルタビル2階
気づいたら発症している
成人の8割が予備軍
歯周病はこれまで歯槽膿漏という言葉で表されてきました。
今ではマスコミを通して歯周病という言葉が一般に普及して
きました。歯周病は字からもお分かりのように、歯のまわりに
起こる病気です。歯のまわりにプラーク(歯垢)がたまると歯
茎が腫れ、歯と歯茎の間の隙間が大きくなります。この隙間の
ことを「歯周ポケット」とよびます。歯周ポケットは、歯周病原菌が繁殖するのに適した環境であり、歯周病原菌が入り込むことで、歯茎の下にある歯を支えている骨を溶かしていく病気です。
はじめのうちは、歯茎から血が出るといった症状しか示しませんが、進行すると歯がぐらつきはじめ、歯茎が腫れたり、膿が出たりするようになり、そして最終的には歯が抜け落ちてしまいます。歯周病は進行が通常はゆっくりしているため、歯茎の腫れ、出血あるいは退縮が生じたり、口の中がねばついたり、口臭が増したり、歯がぐらつくようになるなど、さまざまな症状が現れるにもかかわらず、自覚症状として気づくことが少ないのでSilent disease(静かに進行する病気)と呼ばれています
歯周病の治療が終了し、歯周組織が健康な状態に改善されていれば、最良であることは言うまでもありません。しかしながら、歯周病の原因であるプラークを完全に除去することは不可能であり、治療をすべて停止してしまうと、一度健康を取り戻した歯周組織にもプラークの再付着が起こり、歯周病が再発してしまう可能性があります。とくに、中等度以上の歯周炎を起こしていた患者さんでは、処置後、歯根面の露出や補綴物(被せもの、詰めもの、入れ歯など)によってプラークコントロールが難しくなっていることが多く、露出した根面が虫歯になることもよくあります。
そこで、定期的に口腔内の診査やプラークコントロールのチェックを受け、再発を防ぐことが必要です。仮に再発しても早期発見、早期治療によって、進行を最小限にとどめることができるのです。
歯周病は100年前には不治の病と思われていましたが、その後の研究からプラーク中に潜む細菌が原因で生じる疾患であることが明らかになりました。このようにプラークが原因の疾患ですから、毎日の歯垢除去(プラークコントロール)が最も有効な予防法になります。皆様も毎日歯を磨いていると思いますが、それでも歯周病が進行していると言われたことのある方も多いのではないでしょうか。それは「歯をみがいているけれど、十分には磨けていない」ことが多いからです。正しいブラッシング方法で歯ブラシを使い、加えて歯間ブラシやデンタルフロスを活用することで十分に予防できる病気です。
プラークを染め出して、歯の生え際がどれだけ汚れているか調べます。最初に歯肉炎、歯周炎を起こすのは歯肉縁上のプラークですので、その汚れを取ることはとても重要です。また、歯肉の炎症状態を視診します。
ポケット探針で歯周ポケットの深さを測ります。この検査はポケット内での炎症の進み具合、歯石の有無を確認するのにも有効です
歯のまわりの骨(歯槽骨)の高さ、吸収の仕方を調べます。また根に付いた歯石を見ることもできます。
歯の揺れ具合を調べます。歯に対する固定やかみ合わせの調整の必要性を判断します。
診査によって、現在の歯周病の状態を把握し、原因を探りそれを除去していくことが基本になります。そして治療計画を立案し、処置内容を患者さんに具体的にお話し、治療に対する理解と同意を得たうえで治療を開始します。
歯周病が軽度の場合にはプラークや歯石の除去を行うことにより、炎症のほとんどは治ります。しかしながら歯周病を治すためには、患者様の協力がなければなりません。患者様自身が、歯科医師や歯科衛生士による口腔清掃指導を受け、正しい歯磨きによるプラークコントロールを実践していかなければなりません。プラークコントロールと歯石除去(スケーリング)をあわせて行うことにより炎症が治まり、歯肉の状態は改善されます。
しかし、歯周病が進行している場合には歯周ポケットが深くなりそれだけでは十分な改善が認められないことがあります。そのような場合は細菌が産出した毒素で汚染されている歯根表面を平らにするルートプレーニングを行い、治癒をはかります。また、かみ合わせで強くあたっている部分を削ることもあります(咬合調整)。
さらに進行した重度の歯周炎になると、歯周外科処置であるフラップ手術、組織再生誘導法を行います。歯を支えている組織が少なくなり、歯がグラグラ動き噛みにくい時は複数の歯を固定し歯周組織の安定を図ります。
1審査・診断と治療計画の立案
口腔清掃指導1、スケーリング・ルートプレーニング2
咬合調整などを行います。
再診査を行い、改善されていない部位について再度、
治療計画を立てております。患者様には十分に治療内容を
理解していただき、歯周外科治療を行っています。
歯周ポケット掻爬術3、歯肉切除術4、フラップ手術5、
組織再生誘導法(GTR法6、エムドゲイン7)、歯肉歯槽粘膜形成術8などを行います。
5再審査
6最終補綴処置
7再診査
8メインテナンス